2017年12月25日

先生の役割を見直す

中教審総会で「学校の働き方改革」の中間まとめが承認されたそうです。学校の先生方の多忙化や長時間労働を改善して、先生方の力と時間を子どもたちにもっと注いでいけるようにしていこうという取り組みです。

教育新聞で詳しく報道されています。

そこで、先生方の役割を具体的に見直しているようです。
先生方の役割を14種類に分けて、それを学校の役割なのかどうかということで、3種類に分類したということです。

学校以外(自治体、教委、保護者、地域など)が担うべき業務
(1)登下校に関する対応
(2)放課後の見回り等
(3)学校徴収金の徴収管理
(4)地域ボランティアとの連絡調整

学校の業務ではあるが、必ずしも教員が担う必要のない業務
(5)調査・統計への協力
(6)児童生徒の休み時間の対応
(7)校内清掃
(8)部活動

教員の業務であるが、負担軽減が可能な業務
(9)給食時の対応
(10)授業準備
(11)学習評価・成績処理
(12)学校行事等の準備運営
(13)進路指導
(14)支援が必要な児童生徒・家庭の対応。

こうやって、業務を見直して、子どもたちのために先生方の力を、上手く生かせるようにできたら良いと思います。特に、(1)~(4)は、できるだけ早く、先生以外の人の力で活動していけるように、仕組みを整えてもらいたいなぁと思います。登下校の対応や放課後の見回りの時間が授業の準備や手厚い支援が必要な子どもへのサポートに当てることができたら、子どもたちにもっとプラスになると思います。
「(3)学校徴収金の徴収管理」というのは、給食費とか学級費ですね。これは、すごく時間を使うだけではなく、心理的な負担も大きいですよね。未納の問題などがあると先生方の感じるストレスもすごく大きくなると思います。本当に、こういった業務を先生以外の人達が担うようにするだけで、子どもたちに良い教育環境や良い支援が届けられるようになると思います。

ところで、「(9)給食事の対応」というのは、先生方の役割とされています。先生方は、子どもたちと一緒に給食を食べていますが、食事休憩とは全く呼べない時間です。特に小学校の担任の先生は、他の時間よりも、余計に忙しく働いておられます。担任ではない先生方も、分担して教室で子どもたちと一緒に給食を食べていますが、どの先生も、急いで給食を食べて、子どもに関わったり、声をかけたりしています。ひとり一人の子どものことを良く把握していて、子どもたちのそれぞれの必要性に合わせて声かけをしています。例えば、食事の行儀について、優しく注意したり、小食な子どもに「もうひと口食べてみよう」などと働きかけたりしています。
スクールカウンセラーとして、給食を子どもと一緒に教室で食べることが多いのですが、先生方は給食の時間には、本当に忙しく働いておられます。特に小学校では、先生ではない大人があと2人ぐらいいて、子どもとかかわりながら、一緒に給食を食べたりするのも、子どもの成長にもプラスになるし、先生方の大変さも軽減されるのではないかと思います。

西日本新聞の「給食のハテナ(2)」という特集は給食の時の先生方の忙しさが良く伝わってくる記事です。

ところで、発達障害の子どもたちや学校を欠席がちな子どもたちにとっては、給食は苦痛な時間になってしまうこともあるようです。子どもたちが学校で楽しく充実して過ごすには、子どもひとり一人に合わせた工夫が必要です。リソースポートでは、保護者の皆様からのお子様についての相談を受け付けております。
以下のリンクからどうぞ
発達障害のお子様へのかかわり方の工夫についての相談
学校を休みがちなお子様へのかかわり方の工夫についての相談

スクールカウンセラーの活動も、先生方の大変さを軽減することにつながっていると思います。色々な角度から、先生方の役割を見直して、先生方の負担軽減を考えることはとても大切だと思います。それが結局、子どもにプラスになってくると思います。



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Posted by リソースポート at 16:55│Comments(0)子育て
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茨城県守谷市のカウンセリングルーム「リソースポート」です。主に子育てについてのカウンセリングを行っています。カウンセラーは学校心理士スーパーバイザー・臨床心理士の資格を持っていて、20年以上のキャリアがあります。
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