大人になってから気づいたのですが、自分自身少し(たぶん少しだと思います)、ADHDっぽい感じがあります(あと、聴覚過敏があります)。
 例えば、小さな頃から今でも、物の数を数えるのが不得意です。自分が不得意だから、みんなそうなんだと思っていました。
 並んでいる物を数えるときに、指が指している物よりも先に目と頭は進んでしまいます。だから、指が指している物が、5だったのか、6だったのか、7だったのか分からなくなってきます。ご飯を炊飯するときにお米をカップで計量するときもそうです。例えば、こんな感じです。「いーち、次は2だね、にーい、次は3だね、その次は4、さーん、次は5で、その次が6で、その次が7で、・・・・・」というふうに、頭の中で数字が、どんどん進んでしまいます。カップで計量しているのはそのスピードに追いつけないので、途中で分からなくなってしまいます。
 だから、数えるときは「いち、いち、いち、いち、いち」「に、に、に、に、に、に」と細かく、同じ数字を頭に思い浮かべながら数えていきます。そういうわけで、ADHDっぽい感じです。

 ところで、ADHDの子どもたちは忘れ物が多いですね。いくら厳しく叱っても、しつこく言っても、忘れ物はなかなか減らないと思います。ADHDは、頭の中にあることがどんどん切り替わったり、どんどん先に進んだりしてしまうわけなので、行動や現実が置き去りになってしまいます。忘れ物も、頭の中は次のこと、先のことを考えているので、置き忘れたり、ある事の準備の途中で違う物の準備を始めてしまったり、ということが起きるのだと思います。わざとやっているわけではなくて、自然とそうなってしまうわけなので、何度叱られてもなかなか変化しないと思います。良く忘れないようにメモをすることを勧められたりしますが、個人的にはメモは全く上手くいきません。メモするスピードが頭の中に追いつかないからです。だから、メモることがすごく面倒です。しかも、メモを見直すことなんてしません。しかも、メモを無くしてしまうことも非常に多いからです。


 さて、ではどうすれば良いでしょうか? 私のお勧めは、思い出すようにすることです。ADHDの特性を活かすのです。頭の中に一つのことを置いておくのではなくて、どんどん切り替わり、どんどん思いだすわけですね。思い出すことを自分の習慣にすれば、忘れていても、すぐに思い出して、そのことに取りかかることができます。それをやっているうちに、また別の活動に切り替わってしまいますが、また、別のチャンスに思い出して、そのことに取りかかれば良いのだと思います。

 だから、お子さんがADHDっぽくて、忘れ物が多い場合には、思い出したことをどんどんほめてあげると良いと思います。また、思い出すチャンスを沢山作って上げて、「今日は何だっけ?」とか「後何持って行けばいい?」などと質問してあげると良いと思います。それで思い出したら、「良く思い出すねぇ!さすが、思い出し名人!!」とほめてあげると良いかと思います。子どもが、自分で、思い出すように、子どもが自分で「今日は?」とか「あとは?」「明日は?」などと思い出すきっかけを持つことを習慣にできると良いですね。

 楽観的な期待ですが、思い出すことが上手になれば、学校の成績も伸びるかもしれません。テストで沢山のことを上手に思い出すことができれば、点数が上がるはずです。
 実は、思い出すというのは、意識的に思い出そうとしてもなかなか上手くいかないものです。自分は「思いだし名人だ」という思い込みが無意識の中で上手く作用すると、自然と色んな事を必要なときに思い出すようになるかもしれません。


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Posted by リソースポート at 14:08│Comments(0)子育て
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茨城県守谷市のカウンセリングルーム「リソースポート」です。主に子育てについてのカウンセリングを行っています。カウンセラーは学校心理士スーパーバイザー・臨床心理士の資格を持っていて、20年以上のキャリアがあります。
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